犬と猫。飼う前に知っておくべき7つの違い

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犬派と猫派。あなたはどっちですか。
どちらか一方なんて決められない?
でも、2匹は飼えないし、、、

そんな悩みを持っている方へ。
犬と猫は確かにどちらも可愛いですが、全然違う動物です。
ペットを飼ったら、最期まで責任を持って飼うことが義務。
まずは、犬と猫の違いを知り、自分の生活にどちらが合っているかをしっかり見極めましょう。

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性格

当然ですが性格は、わんちゃん、ねこちゃん一匹一匹で違います。
ここでは一般的な性格の傾向を紹介します。

犬は忠実な性格です。
野生の頃は、群れで行動して敵から身を守り、食べ物を確保していました。
犬を家族に迎え入れた場合、その家族を自分の群れだと認識します。

群れに立派なリーダーがいれば群れのメンバーとして従うようになるし、わんちゃんを甘やかし過ぎてしまうと、自分がリーダーだと思い、言うことを聞かなくなります。
そうなると、飼い主に対しても唸ったり、噛んだりしてしまうこともあります。
犬が幸せに暮らせるように、頼りになるリーダーになれれば、わんちゃんはあなたを信頼し、指示にも従ってくれるようになります

一方の猫は、自由気ままな性格です。
野生の猫は自分だけのテリトリー(縄張り)をもち、そこに他の猫が入ってくることを嫌います。
狩りも単独で行い、犬のような社会性を持つことはほとんどありません
この習性は家ねこも同じです。
一説によると、ねこは人間のことを「大きな猫」と思っているようです。
つまり、人間のことを自分と対等に見ているため、指示に従うということもありません。

運動

犬は狩りをするとき、獲物を追いかけてつかまえます。
一方猫は、敵を待ち伏せし、タイミングを見計らってつかまえます。
この習性から分かるように、犬には歩いたり走ったりする運動が必要ですが、猫には走り回る運動は必要ありません

犬を飼うということは散歩を習慣にする必要があります
小型犬の場合は20-30分程度、大型犬の場合は1時間程度を目安に、毎日散歩をするようにしましょう。
散歩を怠ると、運動不足になり肥満になります。
肥満になると、心臓の病気や糖尿病、骨や関節の病気など、様々な健康トラブルを招くことになります。

猫の場合は散歩は必須ではありませんが、全く運動をしないのもストレスになります。
猫の運動不足解消には走る運動ではなく、上下運動で十分ですので、キャットタワーなど、ねこちゃんが登って遊べる環境を整えてあげましょう。

食事

犬は雑食、猫は肉食です。
食性が違うため、当然必要となる栄養素も違います。
当たり前ですが、ドッグフードは犬に、キャットフードは猫に必要な栄養を考えて作られています。

猫は犬よりもタンパク質を多く要します
また、タウリンやビタミンAを体内で合成することができません
そのため、キャットフードはドッグフードよりもカロリーが高く、タウリンやビタミンAが配合されています。

犬にキャットフードを与え続けると、カロリーやタウリンの過剰摂取になってしまいます。
カロリーの摂り過ぎは肥満に繋がりますし、タウリンの過剰摂取で引き起こされる病気もあります。
逆に、猫にドッグフードを与え続けると必要な栄養素を摂取できません

また、食事の仕方にも違いがあります。
犬は猫に比べて胃が大きく、一度に食べれる量も多いです。
犬の場合、与えたご飯は全て食べてしまう子が多いので、一日に必要な量を2〜3回に分けて与えるようにしましょう。

一方猫の場合は、まとめ置きをしていても必要な量だけを食べて、数回に分けてちょこちょこと食べる習性があります
まとめ置きをする場合は腐りにくいドライフードを置くようにし、1日に1回は残っていても捨てて、お皿を綺麗な状態に保つようにしましょう。

トイレ

トイレのしつけは猫のほうが簡単なことが多いです。
犬には同じ場所でトイレをする習性がないため、飼い主がしっかりしつけをして、トイレをしてもよい場所を教えてあげる必要があります。
猫はトイレを同じ場所でする習性があります
トイレの場所をきちんと決め、猫がトイレをしそうなサインを出したときにトイレに連れて行ってあげるということを数回繰り返せば、簡単にしつけをすることができます。

また、おしっこの臭いについても少しだけお話しします。
犬よりも猫のおしっこの方が臭いが強烈です。
猫のおしっこには「フェリニン」というタンパク質が含まれており、空気に触れると悪臭を放つようになります。
ペット用の消臭スプレーや猫のおしっこの臭いを抑える猫砂が販売されているので、上手に活用すると臭いを軽減できますよ。

シャンプー

犬と猫の体臭に違いがあるのはご存じでしょうか。
犬は全身に汗腺を持っているため、特有の獣臭さがあります。
一方猫は、肉球にしか汗腺を持っておらず、自分で舐めてお手入れもしているため、体臭はほとんどありません。

犬は2週間に1回程度シャンプーが必要になります。
毛が短い犬種でカットが必要ない場合は自宅で洗ってあげてもいいですし、トリマーさんにお任せしてしまうのもいいですね。
自宅でシャンプーをする場合は、ペット用のシャンプーを使い、お湯の温度は人肌程度のぬるま湯で洗うようにしましょう。

猫は自分で自分の身体を綺麗にするため、無理にシャンプーをする必要はありません
水を嫌がらない子であれば、たまに洗ってあげてもいいですが、基本的に水が嫌いなため、嫌がる場合は止めてあげましょう。

しつけ

性格の項目で書きましたが、犬はリーダーに従い、猫は単独で行動します。
そのため、犬は正しい方法でしつけを行えば、飼い主の言うことをしっかり聞くようになります
また、犬の場合は、散歩のために外に出るので、道に落ちているものを勝手に食べたり、他の人や犬にけがをさせないよう、基本的なしつけをしておくことは飼い主の義務でもあります。

猫の場合、犬と同じようにしつけをすることは難しいです。
犬は良いことをすれば褒める、ダメなことをすれば叱るを繰り返せばしつけをすることができます。
一方猫は、叱られていることを理解していないため、猫にとって楽しいことは何度も繰り返します。
猫にしてほしくないことがあったら、叱るのではなく、その行動をすれば猫にとって嫌なことが起こるということを覚えさせましょう
例えばテーブルに乗ったら濡れてしまう(霧吹きで少し水をかける)などです。

また、お手をするねこちゃんのように芸を覚える猫もいます。
しかし、これをまねして無理にしつけようとするのではなく、楽しんで遊んだり、ご飯を上げたりしているうちに自然と芸をするようになったらラッキーぐらいの考え方がいいですね。

いたずら

子犬や子猫を迎え入れた場合、いたずらは覚悟しましょう
目を離したうちに大切なものに傷がついてしまうことも。

犬の場合は、おもちゃだと思って人間の靴やバッグなどを噛んだり、クッションを噛みちぎって中綿をバラまいたりすることがあります。
いたずらをしないように根気強くしつけをすると共に、傷つけられたくないものはわんちゃんの届く範囲に置かないようにしましょう。

猫の場合は、高いところにあるものにも注意が必要です。
子猫だからと油断は禁物。
好奇心旺盛な子猫は、飼い主が想像しているよりも早く、高いところによじ登れるようになります。
また、いたずらとは違いますが、爪を研ぐことが猫の本能。
しつけをしないと、柱やソファーなど好きなところで爪を研ぎ出します。

まとめ

犬と猫はどちらもペットとして大人気の動物。
しかし、その行動やお世話の仕方には違いがあります。
それぞれの特徴をしっかり理解して自分の生活に合うかどうかを判断したうえで
家族としてお迎えするようにしましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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