お湯を早く沸かす方法。鍋と電気ケトルはどっちが早く沸く?

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カップ麺を食べるのにお湯が必要。
熱湯消毒をしたいからお湯を沸かさなきゃ。
皆さんはお湯を沸かすときにどんなことを気を付けていますか。
ちょっとしたポイントを抑えるだけで、いつもより少し早く熱々のお湯を手に入れることができるかもしれません。

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お湯を沸かすときに気を付けたいこと

お湯を沸かす方法にはやかんを使って火にかけたり、IHコンロを使ったり、電気ケトルで沸かしたりといろいろあります。
まずはどの方法を使うときにも気を付けたい3つのポイントを紹介します。

蓋をする

お湯を沸かすときには蓋をした方が早く沸くというのは感覚として知っている方も多いと思います。
では、なぜ蓋をした方が早いのでしょうか。

一つは、蓋をしないと水面に触れる空気がすぐに冷めるから。
水面に触れる空気が冷めると、水の温度も下がっていくので温めているそばから温度が下がっていくのです。
蓋をすることで鍋の蓋と水面の間の空気が冷めにくくなり、水温も下がりにくくなるのです。

二つ目は蒸発する水の量が少なくなるから。
水が蒸発するときにはエネルギーが必要です。
つまり、蒸発する水の量が多いと必要なエネルギーも多くなり、温度が下がりやすくなるというわけです。
蓋をすることで、鍋の中の湿度が高くなり、蒸発する水の量が減るので消費されるエネルギーも少なくなるのです。

鍋底や側面の水はふき取る

やかんや鍋に水を入れたとき、周囲に水滴がついていませんか。
また、その水を拭きとらず、そのまま火にかけていませんか。

先ほど、水が蒸発するときにはエネルギーが必要だと述べました。
これは鍋底についた水が蒸発する場合にも当てはまります。
つまり、鍋の周囲に水がついていると、その水が蒸発するためにもエネルギーが使われるのです。

余分な水を拭きとることで、沸かしたい鍋の中の水に効率的にエネルギーを加えることができ、早くお湯が沸くようになるのです。

給湯器と併用する

当たり前ですが、沸かし始めの温度が高い方が早く沸きます
鍋に水を入れる際に水道から出るお湯を使えば、そのぶん火にかける時間は短くなります。

お湯を早く沸かすことは時間だけではなく、ガス代や電気代の節約にもなりますので、これらの方法をぜひ意識してみてください。

お湯を早く沸かすのに適した道具は?

やかん VS 電気ケトル

1Lのお湯を沸かすのにかかる時間のめやすを紹介します。
やかんの場合は強火で3分、中火で6分。電気ケトルの場合は5分30秒程度です。
やかんは素材や形状、大きさに合わせた火加減などで時間は変わってきます。
電気ケトルも機種によって多少のずれはあります。
強火でかけられる大きさのやかんがある場合は電気ケトルよりも早く沸かすことができそうです。

ガス VS IH

やかんで沸かす場合でも、ガスとIHでは時間に差があります。
ガスの場合、1Lのお湯を沸かすのにかかる時間は強火で3分、中火で6分。
IHはどうでしょうか。
IH(3kW)で1Lのお湯を沸かすと2分程度しかかかりません。

ガスの場合だと、鍋底のサイズが小さいと強火にしても火が横に漏れてしまい、効率よく加熱することができません。
その点、IHは鍋のサイズに関係なく火力を上げることができるので、早くお湯を沸かすことができるのです。

やかん・鍋・電気ケトルのメリットとデメリット

大量のお湯が欲しいならやかん

やかんはお湯を沸かすための道具。
大容量のものだと10Lものお湯を沸かすことができるやかんもあります。
一般家庭ではあまり需要はないかもしれませんが、お湯を一度にたくさん沸かす必要がある場合は、やかんが最適です。

いろいろな用途で仕える鍋

キッチンのスペースは限られています。
お湯を沸かすためだけのやかんを置いておくのも考えものです。
そんな場合は鍋でお湯を沸かせばOK。
鍋は他の料理にも使えるので、持っていて損はしませんよね。

また、やかんや電気ケトルと比べて洗いやすいのもポイントです。
汚れが溜まりやすい場所がありませんので清潔に使えます。

安全第一。電気ケトル

小さいお子さんやペットがいるご家庭は安全第一。
やかんや鍋は火を使うし、誤って触ってしまったら火傷もしてしまいます。
電気ケトルは触ってもあったかい程度なので火傷の心配はいりません。
(お湯を注ぐときは注意が必要ですが)
蒸気レスの電気ケトルもありますので、より注意したい場合はオススメです。

まとめ

お湯を早く沸かすために気を付けたいことは3つ。
「蓋」「周りの水気」「沸かし始めの温度」
ちょっとした意識で少しだけ時間とお金を節約できます。
用途に合わせて、お湯を沸かす道具を選ぶことも重要。
自分の生活に合ったものを取り入れるようにしましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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