カンガルーの袋の疑問。臭いって本当?オスにも袋はあるの?

この記事は約3分で読めます。

カンガルーといえば、優れたジャンプ力とお腹の袋が特徴ですよね。
今回はカンガルーのチャームポイントである袋に注目し、その秘密に迫ってみました。
この記事を読めば、あなたもカンガルーの袋マスターになれますよ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

カンガルーってどんな動物?

カンガルーは有袋類カンガルー科に分類される動物です。
日本の動物園でよく見ることができる「アカカンガルー」という種は
地球上で一番大きい有袋類で、オスのアカカンガルーの中には体長1.6 m、
体重80 kgまで成長するものもいます。

カンガルーといえば、跳躍しながらものすごいスピードで走る姿を想像しますよね。
アカンガルーのジャンプ幅は約8 m、高さは2.5 mを超えることもあります。
そして最高時速は70 kmにも達するほどの身体能力を持っています。

カンガルーの袋の役割

カンガルーの袋は「育児嚢」と呼ばれます。
その名の通り、子どもを育てるための袋。
袋の中には、赤ちゃんのご飯となるお乳がでる乳首があります

カンガルーの赤ちゃんは、体長2cm、体重1g程度という
とても未熟な状態で生まれてきます。
こんな状態では、外の世界で生き延びていくことはできません。

そこで、生まれてすぐの赤ちゃんはお母さんのお腹を一生懸命
自力でよじ登り、袋まで辿り着きます

袋の中に入った赤ちゃんは、お母さんの乳首に吸い付き、栄養をもらいながら
袋という安全シェルターの中で、大きく成長していくのです。

カンガルーの誕生日は袋から顔を出した日

生まれたてのカンガルーはとても小さく、すぐに袋の中に入るため
その姿を見つけることは難しいです。
そのため、誕生日は動物園によって決め方が定められています
そして、よく採用されているのが「赤ちゃんが袋から顔を出した日」です。

カンガルーの赤ちゃんは袋の中に入ってから、5カ月程度で顔を出します。
お母さんのお腹の中ですくすく育ち、元気な顔を見せてくれた日が、誕生日になるんです。

カンガルーのオスに袋はあるの?

カンガルー=お腹の袋というイメージが強いですが、オスのカンガルーには袋はありません

カンガルーの袋は子どもを守り育てるための袋。
哺乳類で言うところの子宮のような役割を果たすものです。
そのため、子育てをしないオスのカンガルーに袋は必要ないのです。

動物園でカンガルーを見る機会があったらチェックしてみてください。

カンガルーの袋の中は臭い⁉

カンガルーの赤ちゃんが完全に袋離れするまでには、30〜40週かかります。
その間、赤ちゃんは排泄も袋の中で行います。
ということはやっぱり臭いのか?

いえいえ。
子育て中はお母さんが自分で袋の中を掃除します
赤ちゃんの排泄物を舐めとって、袋の中を綺麗な状態に保っているため、
そんなにキツイにおいがする訳ではありません。

では、どうしてカンガルーの袋の中は臭いと言われるのでしょうか。
問題は子育てをしていない期間です。
カンガルーが袋の中を掃除するのは、基本的に子育てをしている間。
子育て中ではないカンガルーが袋の中を掃除することは少なく
だんだんとにおいがするようになるそうです。

まとめ

カンガルーの袋にまつわるあれこれを紹介しました。
これであなたもカンガルーの袋マスター。
動物園でカンガルーを見つけたら、ぜひ披露してみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました