勉強がつまらないなぁと思っている人へ。
筆者が学生の頃、授業中に先生が話してくれた小話を紹介します。
この話を聞いた筆者はそれまでつまらないと思っていた勉強の考え方をほんの少しだけ変えることができました。
分からないことを学び、想像することの面白さを知ることができたのです。
河童の姿を思い出してみよう
皆さん河童はご存じですよね。
まずはその外見を思い出してみてください。
全身緑色。
短い口ばしと背中の甲羅。
そして、頭の上には円形の平たい皿。
何とも不気味な姿ですね。
でもこの姿。
宇宙人が地球探索をするために必要な格好だと考えると、なかなか納得のいく説明ができるんです。
物語は想像から始まる
読者の皆様に河童=宇宙人説を面白いと思ってもらうために、まずは宇宙人が地球に来た背景を想像してもらいましょう。
地球から遠く離れた星。
この星の文明は地球よりも遥かに発達していますが人口増加と無茶な技術発展に伴い、食糧難や環境汚染など様々な問題に直面し、ついには住める環境でもなくなってきました。
そこでこの星に住む生物Xは、新しい居住地を探して広い宇宙に旅立ちます。
しかし、自分の星を飛び出し宇宙に行くということはかなりの危険を伴う行為です。
生物Xは自分の身を守るため、あらゆる技術が詰め込まれた道具を身につけて広い宇宙へと旅立ちます。
河童の皮膚は身体を守るスーツ
生物Xにとって、地球の空気は毒でした。
皮膚に触れるだけで、強い痛みを感じます。
そこで身にまとったのが無敵のスーツ。
このスーツを着るだけで、あらゆる外部の刺激から身を守ってくれます。
そのスーツの色が地球人には緑色に見えました。
つまり、私たちが河童の皮膚と思っていたのは無敵のスーツだったのです。
いったい生物Xの本当の皮膚の色は何色なのでしょうか。
河童の口ばしはガスマスク
生物Xは地球の空気を吸い込むことも、もちろんできません。
地球人が空気がないと生きていけないのと同じで、宇宙人にも生きていくためにちょうどよいガスがあるのです。
この問題を解決するため、装着しているのが口ばし=ガスマスクです。
生物Xはこのガスマスクから自分の体に適したガスを吸引して呼吸をしているのです。
河童の甲羅はガスボンベ
呼吸をするためにガスマスクを装着した生物X。
ではいったい、ガスマスクから排出されるガスはどこから供給されているのでしょうか。
それは、河童の姿を想像すれば分かりますよね。
ガスがたくさん入れられそうなものを背負っているではありませんか。
そう。甲羅です。
甲羅の中には生物Xの命綱であるガスが大量に入れられているんです。
口ばしと甲羅、つまり、ガスマスクとガスボンベを使うことで呼吸をしていたという訳です。
河童の皿は通信装置
様々な道具を身につけることで、地球に降り立つことに成功した生物X。
地球がどんな環境か調査し、星へ報告するミッションがあります。
生物Xが得た情報は随時、星へと送られています。
いったいどうやって?
答えは頭についた皿=通信装置を使っているんです。
この通信装置は優れもので、頭に載せておくだけで生物Xが見た情報や考えた内容をリアルタイムで送信できます。
星からの指示もこの通信装置を使って受信しているため、この装置を壊してしまうことは絶対にあってはいけません。
河童は現代に存在しないのか?
探索を終えた生物Xはどうしたと思いますか。
地球の環境は住むのに適さないと諦めて帰った?
それとも、道具さえあれば住める環境だと判断し、他の仲間たちも一緒に移住してきた?
河童伝説は日本各地にありますから、移住してきた説が濃厚ではないでしょうか。
そして、地球に長い間住み続けるうちに、生物Xの子孫はものすごいスピードで進化を遂げていきます。
いつの日か、無敵スーツやガスマスクがなくても生きていけるようになり、身につけていた道具を外すことができるようになりました。
道具を外した生物の姿はなんと地球人によく似ているではありませんか。
河童を現代社会で見なくなったのは、いなくなったからではないかもしれませんね。
まとめ
河童は宇宙人だったという仮説、いかがでしたでしょうか。
勉強は与えられる知識を覚えるだけではなく、覚えた知識を使って、あらゆることを想像し、仮説を立て、新しい発見をすることが重要です。
本記事を読んで、想像の楽しさを実感していただけたら幸いです。
ここまで読んできただき、ありがとうございました。
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