【豆知識】枝豆・大豆・もやしの違い。3つの食材の栄養価に注目!

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おつまみにピッタリな枝豆。
豆腐や納豆、きな粉など様々な食品の原料になる大豆。
この2つが実は同じ植物だということをご存じでしょうか。
また、豆を人為的に発芽させることで生産されるのがもやし。
成長段階の違いで様々な味や食感が楽しめるこの不思議な植物についてご紹介します。

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畑の肉「大豆」

大豆のことを「畑の肉」と呼ぶことがありますよね。
これは大豆が肉にも劣らないほどのたんぱく質を含んでいるからなんです。
その量は大豆の約30%。
そして注目は「量」だけでなく「質」もいいこと。
大豆たんぱく質は必須アミノ酸がバランスよく含まれている良質なものになります。

栄養豊富な大豆ですが、大豆のすごいところはそれだけではありません。
収穫時期を変えたり、ちょっとひと手間加えて栽培するだけで、味も見た目も違う「枝豆」や「もやし」として食べることができるんです。

枝豆は若い大豆

枝豆といえば、塩ゆでにしておつまみに食べるのが最高です。
この枝豆は未成熟の大豆
大豆を栽培している途中、まだ緑色の未熟なさやを収穫すると枝豆になります。

ただし、近年は大豆として育てるのに適した品種や枝豆として早めに収穫するのに適した品種が開発されています。
したがって、枝豆として収穫できるものを大豆にするということは少ないようです。

もやしは大豆の新芽

穀類や豆類、野菜の種子を人為的に発芽させた新芽のことをスプラウトと言います。
その中でも、暗室だけで育てて発芽させたものをもやしと呼びます。
つまり、もやしは植物の名前ではなく特定の条件のもと発芽させた新芽のことを指すのです。

日本で一般的に販売されているもやしの多くは緑豆もやしで、緑豆を暗所で発芽・栽培したものです。
一方、大豆もやしはナムルなどに使われている、頭に豆をつけたもやしです。

大豆もやしは大豆を一日水に浸し、その後水を切って暗所で栽培すれば、10日程度で収穫できます。

枝豆・大豆・大豆もやしの栄養価の違い

大豆は畑の肉と呼ばれるほどたんぱく質が多いのが特徴です。
また、脂質も多く含んでおり、たんぱく質・脂質ともに大豆の方が枝豆よりも3倍ほど多く含んでいます。
そのため、100gあたりのカロリーは大豆が433kcal、枝豆が135kcalと大きく違っています。

一方、枝豆の特徴は大豆にはあまり含まれていないビタミンCやβ-カロテンが含まれていることです。
ただし、枝豆をゆでるとビタミンCが半減するとも言われています。
そのため、枝豆からビタミンを多く摂取したい場合は蒸し焼きがオススメです。

もやしの100gあたりのカロリーは37kcalと大豆や枝豆と比較するとヘルシーな食材です。
そして、食物繊維やビタミンC、葉酸など多くの栄養素も含んでいます。
中でも注目したいのは「アスパラギン酸」。
もやしに含まれるアスパラギン酸の量はアスパラガスの2倍
アミノ酸の1種であるアスパラギン酸は疲労回復作用が期待できる成分になります。

まとめ

大豆の茶色い見た目に対して枝豆は緑色。
大豆の硬い食感に対して枝豆はやわらかい。
大豆や枝豆は丸いのに対してもやしはひょろっと細長い。
見た目や食感が違う3つの食材が実は同じ植物だというのは面白いですね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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